【2021年モデル 】
NZ0000-07L 暈響(かさねきょう)メカニカルコレクションの参考動画

「カンパノラ」誕生15周年を記念した最高峰モデルは、『GLOBAL ART』をコンセプトに、
日本の伝統工芸である漆塗りと2012年にCITIZENが傘下に収めた
スイスの「ラ・ジュー・ペレ(La Joux-Perret SA)社」の機械式ムーブメントを組み合わせることで、
日本とスイスの匠の技の融合から生まれる新しい価値を提案します。
今回の「カンパノラ」誕生20周年を記念した最高峰モデルの装飾を担当したのは、
2002年のモデルから制作に携わり、今年で17年目になる会津漆の伝統工芸士、儀同哲夫氏です。
煌めく螺鈿(らでん)の光が暈(かさ)を帯び、響きあう。その美しい情景を名にした
「暈響(かさねきょう)」には、匠の技を惜しみなく注ぎこみました。
漆地に手作業で一枚一枚切り貝を散りばめ、丹念に磨き上げた文字板と外周部の螺鈿細工は、
ひとつとして同じ表情がありません。
下地となる部分を作る為に、漆を塗っては乾燥を繰り返すという作業を5回以上繰り返します。
1回に塗布される漆の厚さはわずか30ミクロン (1ミクロンは1000分の1ミリ)と極薄でありながら、
下地が完成するまでに1ヶ月はかかるという手の込んだもの。
その後完成した下地に細かく加工された貝を1枚1枚選別しながら載せていき、更にその上から漆を塗り重ねます。
そして乾燥後、表面を研ぎ出す事により文字板表面を滑らかにしていきます。
この工程によってこの螺鈿(らでん)細工が万華鏡のように煌めき、互いに響きあいます。


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